こんにちは。
よつば【Four-leaf-clover】の星野です
今回は以前お売り頂いた『八十四人の密教行者』という書籍についてご紹介していきたいと思います!
こちらは当時のインド密教の実態を知るには一押しの書で、9~12世紀頃のインドで密教修行を完成し悟りを得て成就者となり、民衆の救済活動を繰り広げた個性豊かな成就者たち八十四人の物語が描かれた書籍になります。
中を見てみるとそれぞれ成就者たちの白描画も描かれていました
絵柄は独特なタッチですがディテールがすごく凝っていてなんだかとても神秘的です。
本書で描かれている成就者たちは「つねに嘘をつく者」の「タガナパ」や、「怠け者」の「アジョーキ」、「さいころ賭博をする者」の「タンデーパ」、「徳のない者」の「ナグナ」など本当に個性的な成就者だらけでした…笑
こちらは「怠け者」の「アジョーキ」。
絵だけでもとても怠け者感が伝わってくる…!!
その中でも特に異彩を放っていたのが「二本歯の者」の「ビクシャナ」でした
この者は、財産や富をすべて失い乞食をし暮らしていたのですが、ある日インドの神のダーキニーに「望みのものが手に入る方法がある」と言われ、その対価として自身の上下各一本の歯以外の歯を渡し、方便と般若を一体とする教示を授かったそうです。
確かにすごい意気込みですが想像しただけでもとても痛そう…
他にもちょっと変わった成就者で、漁師がガンジス河で捕獲し殺して地に投げ捨てた魚の腸を拾って食べながら、12年間修業したという「ルーイーパ」などもいました成就者の道は険しすぎる…
この他にもたくさんの面白いエピソードが書かれていました( *´艸`)
気になる方はぜひ本書を読んでみてください
今回ご紹介したようなインド密教に関する書籍などお売り頂けると嬉しいものとなっておりますので、ご不要になられたものなどございましたらぜひ一度当店までお問い合わせくださいませ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました
⇩『八十四人の密教行者』をご購入するならこちらから