青土社の日本民俗学『共同討議 ハレ・ケ・ケガレ』などをお売りいただけました!【千葉県山武市松尾町】

こんにちは。
古本・古書出張買取専門店のよつばです。

千葉県山武市松尾町にて
「企業が作ったちょっとした図書館があるので査定してほしい」とのご依頼を頂き
遠方ではあったのですが査定をしに行って参りました。

現場に到着し建物を見ると、外観も内観もかなりの老朽化が進んでおり
内部は雨漏りや野生動物?が出入りしていたような跡があるような過酷な状況でした。

内部は鉄の什器で本棚が組まれている部分と、紐で縛られ無垢のまま床に置かれているものなど様々で
9割の書籍が水濡れやひどいカビが生えてしまっている状態・・・。
中には精神世界系で有名なOSHOの『存在の詩』や『奇跡の探究』などもあったのですが、
残念ながらそれらも水濡れとカビでとても買取ができる状態ではありませんでした。

どうにか救出できそうな本はないかと探し回り、
最終的に何十冊かは救出ができそうな本があり
その内の一つが今回ご紹介する『共同討議 ハレ・ケ・ケガレ』になります。

『ユリイカ』や『人文学』などで有名な出版社の青土社から出版されており、
日本における聖と俗、晴れとは何か、褻とは何か、穢とは何か、
それらが日本人の生活にどのように根を張っているのか、
またどのような現象をするのかを豊富な具体的資料を基に
桜井徳太郎氏を筆頭に討議されています。

日本民俗学において重要なハレとケとケガレに関して話が進められており、
それらの観念を明確にし、その限界をあきらかにできたとしているようです。

青土社 共同討議 ハレ・ケ・ケガレ

民俗学に関しての書籍は古本としては特別人気のあるジャンルというわけではないのですが、
今回の『共同討議 ハレ・ケ・ケガレ』のような類書が少なく資料的価値が比較的あるものは
買い取り価格が高い傾向にあります。

もし民俗学などを勉強・研究されており、このような書籍の処分をお考えの方は
ぜひ一度当店までご相談くださいませ。

買取査定のご相談をお待ちしております。

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